汚染されたサジェストの削除方法を解説│イメージダウンを防ごう

ネットやアプリを使用している時、入力欄に入れたい文字を途中まで打ったら自動的に候補ワードが表示される事が増えましたよね。時短にもなるし便利なサジェストですが、そこにネガティブなワードが表示されるとイメージダウンに繋がる恐れが。今回の記事では汚染されたサジェストの削除方法を解説します。

サジェストとは?

サジェストとは?

サジェストは英語で「suggest」=「提案する、連想させる」といった意味がある通り、検索窓に入力した文字から入力候補を提案して表示してくれる便利な機能です。GoogleやYahoo!などの検索サービスを中心によく目にする事ができ、調べたいワード+そのワードと関連性の高いワードを合わせて表示してくれる事もあります。Googleではオートコンプリートと呼ばれる場合もあります。

サジェストに表示される候補ワードの選定方法については、詳しい仕組みは非公開ですが、基本的には検索エンジンを使っている人々の検索履歴データや、インターネットに公開されている関連サイトの情報データなどから「関連性の高いワード」を判断しているとされています。

様々なサイトやアプリに導入されている検索サジェスト

検索サジェストといえば、GoogleやYahoo!以外にも様々な検索エンジンやアプリ、SNS、通販サイトなどでも導入されています。サジェストが導入されているサイトの一例を紹介します。

Bingサジェスト

Bingサジェスト
Microsoftが提供する検索エンジンであるBingは、Windowsのパソコンを使っている人なら一度は使ってみた事があるかもしれません。Windows10に標準のブラウザーとして搭載されているMicrosoft Edgeを開くと、すぐに現れる検索エンジンがこのbingです。大手検索エンジンTOP2のGoogleやYahoo!とは別のニーズがあるため、サジェストの表示も大きく異なります。

YouTubeサジェスト

YouTubeサジェスト

人気上昇中であり、世界中の人が利用しているYouTubeは動画サイトのため、クリスマスソングのニーズが高く、それに合わせたサジェストが表示されています。

Twitterサジェスト

Twitter

リアルタイムな更新がメインのTwitterは、11月初旬から各ブランドで販売が始まっているクリスマスコフレ紹介のニーズが高いため、サジェストにも「クリスマスコフレ」というワードが表示されています。

他にも、LINEのスタンプや絵文字のサジェスト、OutlookやGmail等メールアプリの宛先を出すサジェストなど、日常的に利用するインターネット上の様々な場所でサジェストが導入されている事がわかります。

Yahoo!とGoogleではサジェストの表示内容が違う

ここで、大手検索エンジンであるYahoo!とGoogleのサジェストも見てみましょう。Yahoo!ではGoogleの検索技術を利用した検索サービスであるため、検索結果は完全に一致とまではいきませんが表示順位など似ている点が多くあります。

しかし、Yahoo!とGoogleのサジェストに関しては個々にサジェストに表示させるワードを決める仕組みがあるため、サジェスト枠に表示されるワードにも違いが出てきます。

【Yahoo!の場合】

Yahoo!サジェスト

【Googleの場合】

googleサジェスト

そのため、サジェストが汚染されていないかどうかを調べる際には、Yahoo!とGoogleどちらの検索エンジンも調べる必要があり、さらに削除の必要がある場合は個々に別々の対策を行う必要があります。

参考:Google Japan Blog Yahoo! JAPAN のより良い検索と広告サービスのために

サジェストが汚染されると起こるデメリット

サジェストが汚染されると起こるデメリット

サジェストは、自分が文字を打っている途中に関連のある単語が自動的に提案されるのでとても便利ですが、もし調べようと思った単語と一緒にネガティブな単語が提案されたらどう感じるでしょうか?

例えば、行こうと思っていたカフェの名前と一緒に「ぼったくり」「まずい」などと表示されたら、少し行くのを躊躇ってしまったり別のカフェに候補を変えたりしてしまうでしょう。個人名と一緒に「逮捕」「犯罪」「アンチ」などが表示される、企業名と一緒に「トラブル」「ブラック」「悪徳」「倒産」などが表示されると、いづれにしてもこれから調べようと思っていた人への第一印象としてネガティブなイメージを与えてしまう確率が高くなります。以下はサジェストに表示されるネガティブワードの一例となります。

個人(芸能人なども含む)
逮捕 犯罪 事件 前科 脱税 破産 アンチ マルチ トラブル 整形 など
法人(飲食店なども含む)
悪徳 倒産 事件 事故 詐欺 迷惑 営業電話 残業 被害 ブラック リストラ トラブル ぼったくり まずい 2ch 5ch など

例えそれが事実無根の内容だったとしても、表示されているというだけでネガティブな内容を本当の事だと信じてしまう人も少なくはありません。結果的に、企業の場合は採用の見送りがおこったり、逆に採用辞退に繋がったり、現行または新規の取引が破断になるといった事もあり得ます。飲食店の場合は客足が遠のいたりしてしまいます。

さらに、最近ではスクリーンショットを撮ったり文章のコピー&ペーストを行ったりする事も簡単なので、ネガティブなワードとともに上位に出てきたサイト(掲示板やブログなどで事実無根の誹謗中傷が書かれている記事)がSNSなどで拡散されてあっという間に広まってしまうトラブルに繋がる場合もあるのです。

汚染されたサジェストの削除方法

事実無根のネガティブワードがサジェストに表示された場合は速やかな削除をオススメします。検索エンジン側にサジェストを削除してもらうには、規約違反や法律違反などの理由がある事を明確に伝えなくてはいけないため簡単な事ではありませんが、書き込みが事実無根である事を証明できるなら削除してもらえる可能性は十分にあります。

以下では、Yahoo!とGoogleそれぞれでサジェストに表示されたワードの削除を申請する手順を説明します。

Yahoo!サジェスト削除の申請方法

Yahoo!の公式は「Yahoo!検索 – 関連検索ワードに関する情報提供フォーム」を設置していますので、こちらのフォームから申請を行います。

Yahoo! 削除申請フォーム

このフォームから申請する時に必ず記入しなければいけない場所が3点あるので、詳しく見ていきましょう。

1.検索結果ページのURL

アドレスバーの画像

上のような、ワードを検索した結果ページに出るURLをアドレスバーからコピー&ペーストで入力します。

2.関連検索ワード
サジェストに表示されているワードで、削除したいものをこちらに記入します。
(例)〇〇 倒産

3.詳細
こちらの欄に削除したい理由を記入します。
(例)サジェスト欄に「倒産」という事実無根のワードが表示されており、契約や採用に影響が出ているため。

申請が通った場合は、フォームより情報を送信してから最短で1日~大体1週間程度で削除が完了します。Yahoo!の場合は、削除が受理されたか否かの返答はありませんので、1週間~10日程度を判断の目安にしておくと良いでしょう。

Googleサジェスト削除の申請方法

Googleへのサジェスト削除申請は「法律に基づく削除に関する他の問題を報告する」というフォームから行います。Googleの場合はYahooよりも少し記入する内容が多いため、確認しながら丁寧に入力していきましょう。

google 削除申請フォーム

「居住国」「戸籍上の姓名」「連絡先メールアドレス」、法人の場合は「会社名」の3点ないし4点をまず記入します。その下にある「権利侵害にあたるとお考えのコンテンツ」の欄で重要なポイントを細かく解説していきます。

1.コンテンツを見つけるのに使用した検索キーワード
キーワードが会社名の場合は会社名、個人名の場合は個人名を記入します。スペースの有無などに気を付けて正しいワードを入力するようにしましょう。
(例)〇〇(人名)

2.検索キーワードの入力中に表示された、不適切とお考えの検索候補
サジェストに表示されているワードで、削除したいものをこちらに記入します。
(例)〇〇 詐欺

3.権利侵害にあたるとお考えのコンテンツが表示される国
こちらは、表示されているのを確認している国が日本の場合は「日本」のままでOKです。

4.ご自身の国で適用される法律に従いその検索候補が違法となる理由をできる限り詳しくご説明ください
例えば、「〇〇 詐欺」を削除したい場合、〇〇(人名)は詐欺と全く無関係であり事実無根のワードである事と、そのワードがどういった法律に違反しているか、またその根拠を記述します。(名誉毀損であるなど)

最後に、サジェストのスクリーンショットを添付し、虚偽の申告でないことへの同意にチェックを入れ、電子署名を行います。情報を送信すると、記入したメールアドレス宛に申告受理のメールがくるので、メールボックスを確認しましょう。Googleの場合は削除可能か不可能かの結果がメールで返信されます。通知までの日数は大体1ヶ月程度かかると覚えておきましょう。

個人の削除申請が通らなかった時の方法

個人でサジェストの削除ができなかったとき

まずは、上記の方法を用いて自分で削除の申請をしてみる事をおすすめします。Yahoo!の場合は大体1週間程度、Googleの場合は約1ヶ月程度時間がかかる事はわかりましたが、それ以上待っても削除されなかった場合は一体どうすれば良いでしょうか?

弁護士に依頼して削除代行をしてもらう

サジェストを汚染している候補ワードが法律に違反しているようなものであった場合で、自分で削除するのが難しい場合は、弁護士に依頼して削除の代行申請をしてもらう事が可能です。弁護士に依頼するメリットは、何と言っても法律のスペシャリストであること。書き込みがどのような法律に違反しているのかを的確に指摘してくれるため、個人で削除するよりも成功の可能性は高くなります。

一方、法律のプロにお願いするため少し高めの予算が必要な事と、もしも違法ではなかった場合は削除が難しいという事に関しては注意が必要です。また、弁護士に依頼する場合はインターネットトラブルに強く、実績のある方を調べて依頼するのが良いでしょう。

法律違反が認められなかった場合は誹謗中傷対策会社に相談

もしも、削除したいサジェストの候補ワードに違法性が認められなかった場合、誹謗中傷対策会社に相談してみる事もオススメです。特殊な技術を使って削除したいワードを非表示化する方法や、悪質なサイト自体を検索結果の上位に表示させないようにする(主に逆SEOと呼ばれる技術)方法などを提案してもらえます。

比較的料金が安めの「月額固定制」、成果が出た分だけの課金で済む「成果報酬制」といった課金体系を用意している会社も多く、元々の予算内での都合がつきやすいのも特徴です。

誹謗中傷対策会社には、弁護士のような削除代行の権限はありません。もしも、「削除代行」を行うという誹謗中傷対策会社を見つけた場合は注意してください。対策の内容をよく質問し、信頼のおける対策会社を選びましょう。

まとめ|悪質なサジェストワードは早急に削除してイメージダウンを防ぎましょう

インターネットで特定の語句を調べるときに便利なサジェスト。初めて調べる語句にネガティブな語句がセットで提案されたら、当然悪いイメージを持たれてしまいます。汚染されたサジェストの内容には事実無根の単語が含まれる事もしばしば。放置すると採用や取引にも影響が出てしまう可能性がありますので、早急な削除をオススメします。個人での対応が難しい場合は、弁護士や誹謗中傷対策会社などのプロにも相談しましょう。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

ピックアップ記事