誹謗中傷・風評対策

誹謗中傷ブログやコメントの対処法まとめ

ネットを使っていると必ず目にするブログ。芸能人や政治家などもブログを通じて発信を行っていますし、私達の生活にとって身近なものになっています。無料ブログであればサイトを作らなくても簡単に始められるので、運営している人も少なくないと思います。

日常の発信を行ったり、読んだりするのは楽しいものですが、時にはコメント欄で誹謗中傷を書かれて攻撃されたり、悪口が書かれたブログ記事がアップされたりする事があります。

見えない相手からの攻撃は不安なものですが、きちんと対策をとることでそれ以上のトラブルを防ぐこともできます。ここでは、ブログで誹謗中傷を受けた場合の解決方法を解説していきます。

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自分のブログのコメントに誹謗中傷が書き込まれたとき

自分のブログのコメントに誹謗中傷が書き込まれたとき

まずは、自分が運営しているブログのコメント欄等で誹謗中傷を受けた場合です。趣味でブログを運営している人にはあまり起こることは無いかもしれませんが、芸能人や有名ブロガーなどある程度読者がついているブログには日常的に書き込まれるということもあるでしょう。

コメントを削除するorコメント欄を閉じる

自分が管理しているブログであれば、コメントを削除することができます。相手にせずに黙殺することも一つの手だと思います。ただし、このやり方の場合「都合の悪いコメントを削除している!」と、相手が更に荒らし行為に走り、イタチごっこになる可能性もあります。

最終手段としては、コメント欄を閉じるということもできますが、ファンや読者との交流のためにコメント欄は閉じたくないという方もいると思いますし、閉じたところでSNSに引用されて悪口を言われる可能性もあるので、判断が難しいところです。

弁護士へ依頼する

まずは、依頼する前に悪質なコメントについては法的手段に訴える意向をブログ等で発信しておくとよいでしょう。実際に訴えられたらまずいと思ってコメントを消したり、謝罪がくることもあるかと思います。

それでもしつこく誹謗中傷を繰り返すユーザーに対しては、法的措置が取れるかを検討するのもよいでしょう。書き込まれるコメントの中には、反対意見を述べているだけのものもあるので注意が必要ですが、事実無根の内容やあからさまな権利侵害などがあった場合には、キャプチャを(できればPCでPDF印刷等をして)忘れずに残しておきましょう。加えて、管理画面から使用されたIPアドレスが分かる場合もあるため、それが分かるのであれば併せて記録化しましょう。

第三者のブログで誹謗中傷を書かれたとき

第三者のブログで誹謗中傷を書かれたとき

では、第三者のブログの記事内で自分や自社の誹謗中傷記事が書かれてしまったらどうすればよいでしょうか。

ブログの管理者に削除を依頼する

ブログの問い合わせフォームから管理者へ連絡をとって、記事を削除してもらう方法です。

ブログサービスには多くの場合、ポリシーが定められています。記事内にポリシー内容に違反している箇所があることを管理者へ訴えれば、削除対応してもらえる事があります。記事のURLと、記事内のどこがポリシーの何に違反しているのかを明記した上で、削除を依頼してみましょう。

ただし、応じてもらえるかどうかは管理者の判断次第になりますので、この方法ではうまくいかない場合も多々あります。

投稿者へ削除依頼をする

ブログのコメント欄やDMなどで直接発信者へ削除のお願いをするのも一つの手です。誹謗中傷を書き込んでいる相手なので、なかなか冷静な対応は難しいかもしれませんが、連絡をとるときはきちんとした言葉遣いで、事実と違うということを論理的に説明する事が大切です。

これで削除をしてもらえれば一番円満な方法ですので言うことなしですが、誹謗中傷を発信している人が素直に応じてくれる可能性は低いことは覚悟しておきましょう。

弁護士へ依頼する

上記のように個人での誹謗中傷記事の削除というのは限界があるため、やはり弁護士へ相談するのがおすすめです。管理者や投稿者が削除依頼に対応してくれない場合など、もし法的手段に訴える必要がある場合には、弁護士への相談は必須になります。

※削除申請は本人または法定代理人の弁護士以外が行うと弁護士法の「非弁行為」にあたる可能性があります。削除申請の代行は風評対策業者ではなく、弁護士へ相談しましょう。

弁護士への相談=訴訟?

弁護士への相談というと、裁判というイメージがありなかなか腰が重くなりがちだと思います。

確かに裁判へつながるケースもありますが、ネットに強い弁護士であれば、管理者や投稿者への削除請求などもうまく対応してくれる場合がありますし、裁判の手前の仮処分手続きについても法的なアドバイスがもらえるので、一度相談してみるといいでしょう。

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誹謗中傷の基準は?

誹謗中傷の基準は?

削除申請をすると言っても、そのブログ記事やコメントが法的に見て問題があるかどうかがわからない場合も多いかと思います。

実際、“ここからは違法”といった明確な基準はなく、事実関係や前後の文脈、言葉遣いなど様々な要素を考慮して違法かどうかを判断することになり、仮に裁判になっても最終的な判断は裁判官に委ねられことになります。

例えば、その人の人格を攻撃する内容や、事実無根の書き込み、プライバシーにかかわる内容の投稿は権利侵害にあたる可能性が高いです。逆に、相手の行動に対する批判や意見、事実に即した書き込みなどは権利侵害に当たらないという判断になる場合があります。

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検索結果に誹謗中傷ブログが表示されるときは

弁護士へ相談して削除請求をしてみても、実際に起った不祥事など事実無根とは言えず削除が難しい内容のものもあるので、必ずしもその誹謗中傷ブログが削除できるとは限りません。弁護士へ相談してもどうしようもなかった・・・そんなときは風評対策業者への相談を検討してみてください。

風評対策業者では記事の削除はできませんが、「記事を目立たなくする」という施策を行う事ができます。一般的に「逆SEO」と呼ばれる手法です。例えば自社の名前をいれた検索結果の1ページ目に誹謗中傷のブログが上位化していたら、それをできるだけ下位に押し下げていくのが目的になります。

以下の図でわかるように、7位以下の記事は5%以下の人しかクリックしませんし、誹謗中傷が書かれたブログを2ページ目以降に押し下げる事ができれば、検索ユーザーに見られる確率は更に低くなります。

Google検索1ページ目のクリック率

参考:SISTRIX社

削除自体はできないので、記事までユーザーがたどり着いてしまうことはもちろんありますが、できるだけ目立たないようにするという点では効果的な施策です。検索結果1ページ目の上位に誹謗中傷ブログがあるのと、2ページ目以降にあるのとでは検索ユーザーに与える印象が大きく違います。

↓逆SEOについて詳しくはこちら

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また、風評対策業者は削除申請をするべきか、弁護士へ相談すべきかなど、ネット上でできる対策の提案やアドバイスをしてくれるので、どうしていいかわからないときにはまずは一度問い合わせをしてみるとよいでしょう。

まとめ

身近にあるからこそ、問題も起こりやすいブログの誹謗中傷ですが、泣き寝入りする必要はありません。削除申請や弁護士への依頼で解決することも多々ありますし、風評対策業者で対応できることもあるので、諦めてしまう前に一度相談してみてください

また、誹謗中傷を書き込んで逮捕された人や訴訟を起こされる人も増えてきています。自分が加害者になってしまわないように、もしネットに何かを書き込むときは匿名だから大丈夫という考えは捨てて、一度よく考えてから投稿するようにしましょう。

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監修者
法律事務所アルシエン 共同代表パートナー

清水 陽平

清水陽平弁護士
2007 年弁護士登録(旧60期)。2010 月11 月法律事務所アルシエンを開設。 インターネット上で行われる誹謗中傷の削除、投稿者の特定について注力しており、Twitter、Facebook、Instagramに対する開示請求について、それぞれ日本第1号事案を担当。 主要著書として、「サイト別 ネット中傷・炎上対応マニュアル[第3版]」(弘文堂)、「企業を守る ネット炎上対応の実務」(学陽書房)を出版している。