誹謗中傷・風評対策

はてなブログの削除依頼!正しい手順や注意点を徹底解説

はてなブログの削除依頼

多くのユーザーが利用しているはてなブログ。アフィリエイト目的でブログを開設している人も多く、ユーザビリティの高い無料ブログとしても知られています。

本記事では、はてなブログの記事やコメントに風評や誹謗中傷・プライバシーの侵害と捉えられる投稿があった場合に確認すべきページや、削除依頼の方法・手順を詳しく解説します。

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はてなブログとは

はてなブログとは

はてなブログとは、株式会社はてなが運営するブログサービスです。「株式会社はてな」は様々なウェブサービスを提供している企業で、はてなブログの他にQ&Aサイトの「人力検索はてな」やソーシャルブックマークサービスの「はてなブックマーク」など、多種多様なサービスを開発し、運営しています。

はてなブログとは
引用:はてなブログ

「はてなブログ」は2013年から正式版のサービスが公開された比較的新しいブログサービスと言えますが、現在はサービスが終了している前身版の「はてなダイアリー」は2003年にリリースされたサービスであるため、その当時から長く愛用しているユーザーもいます。

Amebaブログやライブドアブログ、FC2ブログなどと同じように会員登録をするだけで手軽にブログを開設できるだけではなく、テーマストアからデザインテーマ(テンプレート)をダウンロードすれば、CSSの知識がなくてもオシャレな見た目のブログが作成できます。Wordpressのように管理の手間がかからないため、ブログ初心者でも安心して利用する事ができます。また、はてなブログはアフィリエイト広告の掲載も可能であるため、ブログからの収益を得たい人の利用もあります。

基本無料で利用することが可能ですが、有料版「はてなブログPro」を利用すると、独自ドメインを設定できたり、ブログ自体のカスタマイズ性が上がったり、複数人でひとつのブログを管理できる機能が追加されたりと、より高度で独創性の高いブログを作成する事ができるようになります。

はてなブログに誹謗中傷が書き込まれるとどうなる?

はてなブログに誹謗中傷が書き込まれるとどうなる?

はてなブログは、ブログ開設の段階でSEOの設定が簡単にできる事が知られており、タイトルやディスクリプション、パンくずリストの設定などといった必要最低限のSEOの設定が可能です。選ぶテーマによってはレスポンシブデザイン(Googleから推奨されている、マルチデバイスに対応したデザイン)にも対応しているので、Googleから評価されやすい(=Googleで検索した時に、上位に表示されやすい)ブログの作成が可能です。

SEOの設定が可能という事は、情報の発信者(ブログの制作者)に正しいSEOの知識がある場合、そのブログ(=はてなブログ)は他のブログやホームページに比べるとGoogleやYahoo!などの検索エンジンで検索された時に上位に表示されやすくなる可能性があるという事です。

普段、検索エンジンを利用している人なら体感していると思いますが、検索エンジンでの検索結果の上位に表示されているサイトほど、閲覧者は多くなる傾向にあります。もしも、誹謗中傷や風評、プライバシーを侵害しているような情報が掲載されたブログが上位に表示されてしまっていた場合、その情報は多くの人に閲覧される事になります。

さらに、近年ではSNSが広く普及しました。とくにリアルタイム性・拡散性の高いTwitterでは、誹謗中傷や風評、プライバシーを侵害しているような情報が掲載された記事のURLが拡散されるだけではなく、はてなブログに記載されている記事がスクリーンショットとして撮影され、画像で拡散されてしまい、大きく炎上する場合もあります。

もしも、はてなブログにそういった情報が掲載されているのを確認した際には、できるだけ早く解決をはかる事をおすすめします。

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はてなブログの削除基準は?利用規約を確認

はてなブログの削除依頼基準は?

はてなブログでは、「はてなブログのガイドライン」として、ユーザー向けに利用時の注意事項などをまとめているほか、企業として「はてなブログ」がどのようにして利用されるべきかという方針などを詳しくまとめ、以下のような複数のページに公開しています。

はてなブログの利用者はこれらの規約やガイドラインに準拠したブログ運営が求められています。はてなブログへ削除依頼を行う場合は、これらのうち、少なくとも明確に削除の基準が細かく書かれている「はてな情報削除ガイドライン」「はてな情報削除の流れ」の内容はよく目を通しておくことをおすすめします。

「はてなブログのガイドライン」に記載されているポイント

上記の確認したいページ一覧の中にある「はてなブログのガイドライン」は、はてなブログのサービスを使ってブログを運営している人に向けたガイドラインです。こちらには「もしも自分のブログに誹謗中傷コメントが書き込まれた場合」の対処法として、以下のような記載があります。

コメント欄はブログ作者が自身の責任で管理するものとします。スパムコメントや第三者の権利を侵害するコメントが投稿された場合は、ブログ作者が責任をもって削除または非表示としてください。

ブログ作者は、ブログに投稿されたコメントの削除、コメントの公開・非公開の決定、承認制の適用ができます。また、コメントの投稿者をブロックできます。その判断はブログ作者に委ねられており、コメント投稿者はそれに異議を呈することはできません。

引用:はてなブログのガイドライン「ブログのコメント欄やはてなスターの利用について」

基本的に、自分の作成したブログ内におけるコンテンツ(ブログの本文や記事についたコメントの内容等)の責任はブログ作成者自身にあるとされており、もしも自身のブログにスパムコメントや第三者の権利を侵害するようなコメントがついた場合には、そのブログの管理者が責任をもって削除の対応をするよう示されています。

同じように、もしも自分がはてなブログを利用していて自分のブログに風評や誹謗中傷のコメントがついてしまった場合は、コメント欄を閉鎖したり、悪質なコメントのみを非公開または削除したりする権利があると明記されています。

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はてなブログは削除できる?削除依頼の流れを確認しよう

はてなブログは削除できる?削除依頼の流れを確認しよう

はてなブログでは、削除依頼を考えているユーザー等に向けて「はてな情報削除の流れ」というページで詳しく説明しているので、まずはそちらの内容をよく確認しましょう。

株式会社はてな側の情報削除に関する解釈は「はてな情報削除ガイドライン」「はてな利用規約」などにまとめられているので、細かい削除の基準がわからなくなった場合は都度そちらのページを確認すると良いでしょう。

はてなブログ削除申請までは3つのステップを踏む

はてなブログの削除や非表示化などに至るまでは、大きく分けて以下の3つの段階を踏む必要があります。

【はてなブログ削除依頼の3ステップ】

  1.  申立の受理
    申立者が申立を行い、はてなが申立内容の不備が無いことを確認し、申立を受理するまで
  2.  はてなによる調査
    申立内容に基づき、侵害されたとする情報について調査を行う
  3.  はてなによる処理
    2.の調査結果に基づき、送信防止措置やその他の対処、各種連絡等を行う

引用:はてな情報削除の流れ

では、それぞれのステップについてもう少し細かく見ていきましょう。

ステップ1:はてなブログの運営に削除の申し立てを行う

まずは、はてなブログ上で被害に遭っている状況をはてなの運営に報告し、削除の申し立てを行います。はてなブログの公式ページ内に専用のフォームは設定されていません。削除の申し立ては、文書(郵送・FAX)、メールのいずれかで行うことが出来ます。

はてな運営に送る文書やメールには、以下の内容を記述します。

・住所
・氏名
・連絡先
・侵害情報についての各情報
・送信防止措置を希望する意思表示
・発信者への氏名開示の可否
・申立内容の公開の可否

一部抜粋:はてな情報削除の流れ

「侵害情報についての各情報」には、「侵害情報が書かれているブログ記事のURL」「情報の内容」「侵害されたとする権利」「権利が侵害されたとする理由」の4点を明記します。全ての情報を漏れなく記入したら、以下の宛先まで送付します。

【郵送の場合】
〒604-0835
京都市中京区御池通間之町東入高宮町206 御池ビル9F

【メールの場合】
cs@hatena.ne.jp

【FAXの場合】
075-241-9949

もしも、削除依頼の内容に不備があった場合や、削除申立者・侵害情報の確認が出来なかった場合、5営業日以内にはてなの運営から再申し立ての要請連絡が来ます。申請を行ってから約1週間ほどは、はてなの運営からの連絡が来ていないか気にしておきましょう。

また、再度申立ての要請を受けてから7日以内に再申立てを行わなかった場合、その申立てについては対応してもらえなくなくなってしまいます(その後に改めて不備がない申立てをすれば対応してもらうことは可能です)。再申立ての要請が来た場合は、はてな側から「なぜ再申し立ての必要があるのか」という理由も教えてもらえるので、速やかに対応しましょう。

ステップ2:はてな運営側が申し立て内容に基づく調査を行う

削除依頼(削除の申し立て)を受け取ったはてなの運営が、情報を確認します。法律やはてな利用規約に違反しているかどうかの判断を行うので、結果を待ちましょう。

判断基準は「はてな情報削除ガイドライン」に詳しく明記されています。

ステップ3:はてな運営による処理が行われる

ブログやコメントの削除申し立てを受け取ったはてな運営が、調査の結果「不当な権利侵害が行われたと信じるに足る相当の理由がある」または「はてな利用規約に違反する」と判断した場合、はてなは「送信防止措置」を行います。

送信防止措置を行わなければいけない情報だとはてなが判断した場合、該当の投稿を強制的にプライベートモードに設定し、情報発信者に削除を要請します。はてな運営は、出来る限り情報発信者自身による削除をうながします。

一方、送信防止措置を行わなければいけない情報かどうかはてな側では判断できなかった場合は、情報発信者に対し照会を行います。はてなが情報発信者に照会を送った日から7日以内に「送信防止措置に同意しない旨の申し出がなかった場合」または「反論が明らかに理由の無いものである場合」、はてな側で判断し、送信防止措置を行います。

もしも、ここで情報発信者が7日以内に「明らかに理由の無いもの」ではない反論を行ってきた場合、即座に情報が削除されることはなく、はてな運営が削除申立者と情報発信者に仲介となって当事者間の自主的問題解決を促進することとなります。

自力での解決が難しい場合は弁護士に依頼

自力での削除依頼が難しい場合は弁護士に依頼

はてなブログの削除依頼は、基本的に被害を受けている本人であれば、上記の手順を踏み自力で解決を目指すことができます。

しかし、はてな運営に削除依頼を出しても、情報発信者との自主的な問題解決を促されてしまい堂々巡りになった場合や、削除依頼を送る時点で情報を削除すべき法的な根拠をうまく述べられなかった場合など、どうしても個人での削除が難しくなってしまう場合もあります。

そういった場合は、いちど弁護士に相談してみる事をおすすめします。弁護士であれば、削除したい投稿が法的な削除に値する場合、その根拠を的確に指摘することが可能ですし、情報発信者との「自主的解決」を求められた場合でも、どのように話し合いを進めれば良いかアドバイスを貰うことができます。

また、情報削除のために裁判手続きを行うことになった場合だけでなく、発信者を特定し刑事責任の追求や損害賠償の請求(=民事責任の追求)を行う事を検討する際も弁護士がいれば心強いです。

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情報の削除が不可能だと判断されてしまった場合

はてなブログの削除依頼が却下されてしまった場合

そもそも、削除の申し立てを行った書き込みが法律にも違反しておらず、はてなブログの利用規約等にも抵触していなかった場合は削除することができません。もしも、誹謗中傷や風評の書かれた記事が削除不可能であった場合は、誹謗中傷対策を行っている業者に相談してみましょう。

誹謗中傷対策を行っている業者は、誹謗中傷や風評が書かれた記事が検索結果の上位に表示されにくくなるような対策を行い、該当のはてなブログの記事が閲覧される可能性を下げます。誹謗中傷対策を行っている会社は多く存在しており、それぞれの会社によって施策方法や費用感が異なっています。依頼をする場合は担当者からしっかりとヒアリングを行い、納得して任せられる会社を選ぶようにしてくださいね。

該当の記事が元々検索結果の上位にいるような場合は効果が出るまでに時間がかかってしまう場合もあり、根気強く対策を続けていく必要はありますが、法律やはてなブログのガイドラインなどに違反していないと判断されてしまった記事に対しても施策を行うことができるところがメリットだと言えます。

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まとめ|はてなブログの削除依頼は公式の手順をしっかり確認!迅速に対応しよう

はてなブログの削除依頼は公式の手順をしっかり確認!

「はてなブログ」は、サービス自体のリリースは最近と言えますが、前身である「はてなダイアリー」からの利用者も多く、使いやすさなども相まって多くのユーザーが利用しています。また、SEOの設定も簡単に出来るため、上位表示されやすいと言われているブログでもあります。

はてなブログに投稿された誹謗中傷や風評はURLが拡散されるだけではなく、スクリーンショットなどで拡散されてしまう場合もありますので、気付いた時点で迅速に削除依頼を送ることをおすすめします。

はてな運営への削除依頼は、メール・FAX・郵送のいずれかで行う事ができます。「はてな情報削除ガイドライン」「はてな情報削除の流れ」をよく確認し、指示に沿って漏れのないように情報を記入しましょう。

自分自身で解決できないと判断した場合は弁護士に相談し、解決策を考えましょう。法律に則ったアドバイスを貰えたり、削除申請の代行もしてもらえたりします。削除したい投稿がもしも法律に違反していなかった場合は、削除以外の方法で問題解決をはかる必要があります。その際は、ぜひ誹謗中傷対策の会社に相談してみてください。

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監修者
法律事務所アルシエン 共同代表パートナー

清水 陽平

清水陽平弁護士
2007年弁護士登録(60期)。2010年11月法律事務所アルシエンを開設。ネット中傷の削除、投稿者の特定、炎上対応などインターネット分野の法律問題に取り組んでいる。総務省の「発信者情報開示の在り方に関する研究会」(2020年)、「誹謗中傷等の違法・有害情報への対策に関するワーキンググループ」(2022年~)の構成員となった。主要著書として、「サイト別ネット中傷・炎上対応マニュアル第4版(弘文堂)」などがあり、マンガ「しょせん他人事ですから ~とある弁護士の本音の仕事~」の法律監修を務める。