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Googleサジェスト対策の方法3つ!サジェストの仕組みを理解して、ブランドを保護しよう

Googleサジェスト対策の方法3つ 仕組みを理解してブランドを保護しよう

Googleのサジェスト対策は、検索窓に会社名や個人名が入力された時に、不都合なキーワードが表示されないように実施する方法です。

サジェストは、ユーザーの入力を補助し、キーワードに関連した情報にアクセスしやすくする便利な機能です。しかし、もし自分が関心を持っている会社名やサービス名などを入力した時に、その社名や商品に関するネガティブなワードが表示されているのを発見したとしたら、どのように感じるでしょうか。

入社を考えている会社であったら、応募を控えてしまったり、商品の購入を検討している消費者であれば、買うのをやめてしまうかもしれません。スマホやPCで多くのユーザーが検索エンジンを利用している現在の状況では、サジェストがユーザーに与える印象の影響は大きく、どのようなワードが表示されるか、ということが非常に重要となっています。

万が一、自分の会社や自分の氏名に関するネガティブなワードが表示されてしまった時の対処法について、見ていきましょう。

サジェストとは?

お好み焼きのGoogleサジェスト
引用 : https://www.google.com/

サジェストとは検索エンジンを利用する際の「予測変換機能」のことです。

検索窓に自分が行きたいエリアやスポットなどのキーワードを入力したとき、そのキーワードと関連性のあるキーワードが自動で表示されることが確認できます。

この仕組みが「サジェスト機能」で、付随して表示されるキーワードは「サジェストキーワード」と呼ばれています。

例えば、検索窓に「お好み焼き」と入力すると、お好み焼きのレシピや材料、店舗があるエリア名などがサジェストキーワードとして表示されます。

また、サジェストはGoogle以外にもYahoo!やBingといった検索エンジン、Amazonなどのオンラインショップ、YouTubeなどの動画サイトやSNSなどでも採用されています。

Yahoo!サジェストと、Googleサジェストでは何が違う?

お好み焼きのYahooサジェスト
引用 : https://www.yahoo.co.jp/

Yahoo!、Google、両者で、全く同じ検索語句を入力した場合に、表示されるサジェストワードには少し違いがあることがわかります。上の「お好み焼き」の場合で、比較してみましょう。

Yahoo! レシピ 広島 具材 ひらの 広島 小麦粉 キャベツ 切り方 焼き方
カロリー 大阪 卵なし
Google ひらの 作り方 粉 ひらの 広島 具材 レシピ 本舗 ひらの お取り寄せ

同じワードも表示されていますが、Yahoo!だけに表示されているワード、Googleだけに表示されているワードがあります。それぞれ、表示させる仕組みが異なるため、このような違いが出ます。

Yahoo!サジェストの仕組み

Yahoo!サジェストに表示されるキーワードは、自分も含めた全ユーザーが、現在までに検索した複合ワードの累積データによって、決まる仕組みとなっています。

上の例であれば「お好み焼き」と入力するユーザーの多くは、お好み焼きのレシピや具材、消費カロリーや、お好み焼きが美味しいお店について、知りたがっているという傾向が分かります。

これらは、Yahoo!を利用するユーザーの大多数が、これまでに同じように検索を行った結果が蓄積することによって、このようにサジェストに表示されるのです。

Googleサジェストの仕組み

Googleの場合、サジェストのことを「オートコンプリート機能」という名称で呼んでいます。英字で表記するとAuto Complete、つまり「自動補完」機能という意味で、ユーザーが入力したキーワードに関連したワードを自動的に補完して、表示させてくれます。

Googleは、サジェストや検索結果を決めるために、検索を行うユーザーのニーズを非常に重要視しています。

検索窓に入力される「質問」のことを「検索クエリ」と呼んでいて、インターネット上に、キーワードに関連した、どんなサイトが存在しているか、キーワードに関した情報、ユーザーが疑問を持っている内容についての回答が掲載されているかという情報が、検索結果に影響します。

これまでに調べられた、検索クエリの累積によって、サジェストにどのようなワードが表示されるかが決まります。

冒頭に取り上げた画像の例では、Googleの検索窓で「お好み焼き」と入力するユーザーの多くは、お好み焼きのレシピや具材に加えて、お好み焼きが美味しい広島の店舗や、お好み焼きの取り寄せについて知りたいという欲求があり、これらのページにアクセスしていく傾向が高いということが分かります。

Yahoo!のサジェストキーワードが、検索数が機械的にカウントされた結果によって決定されるのに対して、Googleの場合には、検索を行うユーザーのニーズが反映された形で決定されるため、よりネットユーザーがどのような情報を欲しがっているのかという点が、見えやすいのです。

「サジェスト汚染」と Googleのサジェスト対策が必要な理由

サジェスト汚染とGoogleサジェスト対策が必要な理由
インターネット上の情報と、大多数の人の関心が反映されていて、ユーザーの検索を補助してくれるサジェスト機能ですが、多くのユーザーが利用する検索窓に、ネガティブなキーワードが表示されてしまったら、大きな影響を及ぼし始めます。

サジェストにネガティブなワードが表示されてしまう状況と、その影響範囲について、見ていきましょう。

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サジェスト汚染とは?

検索窓に、ある会社名や人物名などを入力した時に、サジェストキーワードに「ブラック」や「アホ」といった、該当の会社や人物を揶揄するようなワードが表示されてしまうことがあります。

このように、ネガティブなサジェストキーワードが複数表示されてしまう状態を「サジェスト汚染」と呼びます。

サジェストに表示されるワードは、これまでにユーザーが行った検索回数や、検索クエリによって決まります。そのため、以下のような状況があれば、当然のことながら、ネガティブなワードがサジェスト上に表示されてしまいます。

  • 入力したネガティブなワードに関する情報が掲載されたページが、ネット上に存在している
  • 該当のワードの組み合わせで、一定数以上、検索されてしまっている

もしも、このような状態を発見したら、ユーザーに対する影響が大きくなる前に、早めの対策が必要です。

Googleのサジェスト対策が必要な理由1 ネームバリューの低下防止

サジェスト汚染が発生してしまった場合には、会社名、個人名ともに、ネームバリューやブランド力が低下していきます。検索窓に特定の名前を入力して、検索するユーザーの多くは、その会社や個人に関する評判を知りたがっている場合が多いです。

これは、就職活動を行っている学生の立場から考えてみると非常にわかりやすいです。ある学生が就職フェアに足を運び、会場で興味を持った会社の入社説明会に参加したとします。

会社についての説明を聞いて、家に帰り、入社について考え始めた時に、検索窓に社名を入力します。この時に学生が考えるのは、その会社について、もっと良く知ろう、という事に加えて「実際に入社した人が、どのような経験をしたか、どのように感じたか、問題のない会社であるか」という第三者による客観的な情報を知りたいということです。

そのような時に「パワハラ 残業」など、会社の体質に関するネガティブなサジェストワードが表示されてしまい、転職サイトなどに書き込まれた悪い評判などを目にしてしまったら、入社の意欲が低下してしまうでしょう。

また同じように、消費者側の目線で、会社名を入力した時に「倒産 勧誘」など、対外的な評判や噂に関する後ろ向きなワードが表示されてしまい、掲示板に書き込まれた悪い噂を見かけてしまったら、購買意欲が低下して「問題がありそうだから、この会社の商品を買うのはやめておこう」と考えてしまうでしょう。

Googleのサジェスト対策が必要な理由2 ネガティブ情報へのアクセス防止

サジェスト汚染によって、ネガティブなサジェストワードが検索窓に表示されてしまうことによって、多くのユーザーが、悪い情報が書き込まれたサイトにアクセスしやすくなります。

Googleの場合は特に、検索を行うユーザーのニーズと、ネット上にニーズを満たす情報が掲載されたページがどれほど存在するかという点によって、サジェストキーワードが決まります。

ネガティブなサジェストキーワードが表示されるということは、ユーザーが後ろ向きな評判の有無を知りたがっていて、良くない情報が掲載されたページが、ネット上に存在しているということでもあるのです。

このような状況でサジェスト汚染が進んでいくと、ユーザーは良い情報よりも、悪い情報を検索しやすくなり、よりネガティブな情報を探し出しやすくなります。結果として、ポジティブな情報がユーザーに届きにくくなり、会社やサービスに対して、良い印象を抱きづらくなり、売り上げなどにも影響が出始めます。

Googleサジェスト対策の方法にはどのようなものがある?

Googleサジェスト対策の方法にはどのようなものがある?
このように自分達では予測できないところで、第三者によってネガティブな情報が拡散されて、サジェスト汚染が発生する場合があります。

もし自分や自分の会社に関するネガティブなサジェストキーワードが表示されてしまったら、どのように対応していけば良いか、見ていきましょう。

サジェスト対策を行う前に、Googleの「オートコンプリートポリシー」を知ろう

Googleはユーザーが検索エンジンを便利に使用できるように「オートコンプリートポリシー」というガイドラインを定めています。

検索するユーザーに衝撃や不快感を与えてしまうような、以下の内容についての検索候補は、このポリシーに違反します。

  • 暴力的または残虐な内容
  • 露骨な性的表現、下品な表現、冒とく的な内容
  • 特定の集団に対して差別的な内容
  • 著名人に対する不適切かつ中傷的な内容
  • 危険な内容

引用 : オートコンプリート ポリシー|Google 検索 ヘルプ

Googleは、このような不適切な候補がサジェストに表示されないように最善を尽くしています。しかし、ネット上で膨大に存在しているページに対して、それが及んでいるわけではありません。

自分でGoogleに対して、サジェストの削除申請を行う

不適切な検索候補の報告
引用 : https://www.google.com/

サジェストに表れたキーワードがポリシーに反している場合には、Googleに対して報告することで、削除してもらえる可能性があります。

検索候補の削除は、サジェストが表示された右下の「不適切な検索候補の報告」から、申請することができます。

クリックすると、削除したい候補の一覧と、申請する理由を選ぶページに進みます。申請する理由は、表示された検索候補がオートコンプリート上のどの項目に反していると捉えているか、を選択します。

こちらは簡易的な申請方法となりますが、更にしっかりと、法的な理由を明記して申請を行いたい場合には「法律に基づく削除に関する他の問題を報告する」のページから申請します。

弁護士にサジェストの削除申請を依頼する

自分で削除するのが難しい場合には、弁護士にサジェストの削除申請を依頼する方法があります。

弁護士にはそれぞれ、自分が得意とする専門分野があり、インターネット上の風評被害に対しての知識が豊富で、対応実績の多い弁護士がいます。

このような弁護士であれば、汚染されてしまったサジェストが、法律的にどのような権利侵害に該当するか判断して、削除申請を行えます。

例えば「脱税」「ブラック」といった、言葉自体で権利侵害があるといえるものは、弁護士が対応できる余地があります。また、「勧誘」「5ch」といったそれ自体中立的な言葉や、「迷惑」といった感想に使う言葉は対象となりません。

依頼を検討している場合には、弁護士の紹介ページなどを確認して、これまでの対応実績などを確認して決めましょう。

誹謗中傷対策会社にGoogleのサジェスト対策を相談する

ネット上の誹謗中傷対策を行っている会社は、サジェストがネガティブなキーワードで汚染された時の対応や、多くの人に見られたくないネガティブな情報が検索エンジン上に表示されてしまった時の対策を行っています。

検索エンジンに対するしっかりとした知識・経験のある業者に相談することで、サジェスト対策を行ったほうが良いのか判断してもらい、提案を受けられます。

報酬をもらってサジェストを削除する等の示談交渉を代行出来るのは、弁護士にしか権限がありません。しかし、誹謗中傷対策業者は示談交渉以外の手法や、気になるキーワードが、実際にどのくらい検索されているか調査し、対策を実施すべきキーワードであるかなど、アドバイスをしてもらえます。

弁護士に相談して削除が困難だった時や、対策を実施するべきかか判断できない場合には、業者に相談してみてましょう。

ネットの誹謗中傷や風評対策、プロに相談してみませんか?

まとめ|Googleのサジェスト対策は、ネガティブな影響が深刻化する前に行おう

Googleのサジェスト対策はネガティブな影響が変化する前に行おう
サジェストキーワードには、検索エンジンを利用する大多数のユーザーの関心が反映されています。

そのため、サービスに関する具体的なキーワードや、前向きなワードが表示されていれば、サジェストはポジティブに機能していると言って良いです。しかし、もしもネガティブな評判や噂、不安を煽るようなワードが表示されてしまっていたら、サジェスト対策を検討しましょう。

サジェスト汚染が広がる前に、早めに対策することで、長期的な視野でネームバリュー、ブランドを保護することになります。

ご相談、お見積りは無料です

ネットの誹謗中傷、風評対策のプロがお悩みを伺います。

風評サイトやサジェストのお悩みのほか、SNSや口コミサイトの監視、社員のSNSリテラシー研修など、幅広くご対応可能です。

監修者
法律事務所アルシエン 共同代表パートナー

清水 陽平

清水陽平弁護士
2007 年弁護士登録(旧60期)。2010 月11 月法律事務所アルシエンを開設。 インターネット上で行われる誹謗中傷の削除、投稿者の特定について注力しており、Twitter、Facebook、Instagramに対する開示請求について、それぞれ日本第1号事案を担当。 主要著書として、「サイト別 ネット中傷・炎上対応マニュアル[第3版]」(弘文堂)、「企業を守る ネット炎上対応の実務」(学陽書房)を出版している。