誹謗中傷・風評対策

爆サイの書き込み特定方法まとめ

爆サイの書き込み特定方法

爆サイ「地域特化型5ちゃんねる」とも言える巨大掲示板です。地方ごとにサイトが分かれており(関東版、東北版、九州版など)、その中でスレッドが立てられます。

利用ユーザーも5ちゃんねるに次いで多く、5ちゃんねる同様悪口が書かれることも多いサイトと言えるので、爆サイへの書き込みに困っている人は多いと思います。

場合によっては、相手を特定して法的な責任を問いたいということもあるでしょう。そんな方のために、本記事では爆サイ投稿者の特定の仕方についてご紹介していきます。

削除については、こちらの記事を参考にしてみてください。

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爆サイの特徴

まずは、爆サイがどんなサイトなのかをご紹介します。

地域が限定されている

冒頭でも触れたように、地方ごとにサイトが分かれています。

【爆サイ地域別サイト一覧】

※海外版は、さらに中国・タイ・フィリピン・ベトナム・韓国・アメリカ版に分かれています。

その中でも県や市町村ごとにカテゴリー分けされています。

投稿者も地元の住人が大多数のため、5ちゃんねると比べて、書き込まれている内容や人物の特定がしやすい場合が多いです。実名が書き込まれることもしばしばあります。

悪口が書かれやすいサイト

匿名での書き込みが可能ですので、必然的にネガティブな投稿が多くなります。悪口を書き込む前提のサイトだと思って良いでしょう。

地域が絞られているぶん、より詳しい個人情報や事実に近い内容が書き込まれやすいです。そのため、書き込みに困っている人も多いと思います。

爆サイの誹謗中傷、どうやったら投稿者を特定できる?

ネガティブな投稿を書き込んだ相手に対して、法的な責任を負わせたい場合には、相手を特定する必要があります。

相手を特定するには、まずは爆サイの運営元に対して開示請求を行います。

爆サイに開示を求める対象は、投稿時のIPアドレスとタイムスタンプです。

運営元が権利侵害と認めてくれれば、開示がされます。運営元が認めてくれない場合には、裁判手続(仮処分)で請求していくことになります。

IPアドレスが分かったら、プロバイダ(ドコモなどのインターネット接続サービス会社)に契約者の開示請求を行います。

プロバイダ側は通信の秘密を守る義務があり、基本的に裁判所から開示が命じられなければ開示は行われないため、訴訟提起が必要です。

判決が出れば、「住所」「氏名」「電話番号」「メールアドレス」といった発信者の情報を得ることができます。発信者がわかれば、慰謝料や損害賠償請求といった法的な責任を問うことが可能になります。

プロバイダの通信ログやサイトのログは、それぞれ保存期間があります。3~6ヶ月や12ヶ月など、プロバイダ等によって様々ですが、保存期間を過ぎてしまうとIPアドレスから先の発信者特定ができない場合があります。

投稿者を特定したいと考えている場合は、できるだけ早く対応を行うことをおすすめします。

爆サイの書き込みを削除するには?

特定まではできなくても、書き込まれた内容を削除したいという方は、爆サイ内で削除申請をしてみましょう。

爆サイの投稿の削除方法

爆サイの削除はスレッド下部の削除依頼フォームから行うことができます。以下の必須項目を入力し、送信します。

申請に必要な項目
  • スレッドNo.
  • スレッドタイトル
  • レス番号
  • 通報区分
  • メールアドレス
  • 削除依頼理由

爆サイの利用規約に反した書き込みに関しては削除してもらえますが、その他の書き込みは削除してもらえません。

削除依頼を送ったからといって、必ず削除されるものではないということは覚えておきましょう。

爆サイ投稿者の特定は弁護士に相談するのがおすすめ

上でご紹介した投稿者の特定方法は自分でも行うことができますが、法律関係の作業になるので弁護士へ依頼するのがおすすめです。

投稿の削除をしたい場合も、弁護士であれば法的な観点からアドバイスをくれるので、自分で申請を行うよりも削除の可能性がより高くなります。

ネットの書き込みを削除・特定するという風評対策業者がたまにいますが、本人か法定代理人の弁護士以外が削除申請などを行うのは、非弁行為に当たり、法に触れる可能性があるので、申請代行は必ず弁護士に相談しましょう。

弁護士への依頼については、以下の記事も参考にしてみてください。

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爆サイの書き込み特定に警察は動いてくれない?

爆サイに書き込まれた内容が権利を侵害するものであれば、警察に訴えれば特定や削除に動いてくれるのではないか、と思いますよね。

警察庁のHPには被害にあった場合は、地域の警察署で相談するようにとの記載があります。

また、サイバー犯罪に対しての相談窓口の連絡先も載っています。

刑事事件として告訴することで、警察で捜査が行われ、場合によっては逮捕や裁判に至ることもあります。

しかし、爆サイの誹謗中傷に対して、警察が動いてくれることは多くはありません。

不快に感じることと、刑事上の違法行為になることの間には差があり、刑事上違法となるほどのものがそこまで多いわけではないからです。

そのため、爆サイの誹謗中傷に困っている場合は、まず弁護士に相談するとよいでしょう。

特定・削除以外の爆サイ書き込みへの対処法

投稿から時間が経ちすぎていたり、裁判所から開示が認められず投稿者の特定ができなかった場合や、削除もできなかった場合は、問題の投稿がネット上に残り続けることになります。

弁護士に相談しても、どうにもならない書き込みについては風評対策業者へ相談してみてください。

風評対策業者では、「逆SEO」と呼ばれる手法で、ネットでの検索時に該当の書き込みが上位化しないような対策を行うことができます。

逆SEOについて詳しくはこちら

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爆サイという閉鎖されたサイトへの書き込みをあまり気にしすぎるのはよくありませんが、どうしてもなんとかしたい場合は、風評対策業者に相談してみましょう。

まとめ

爆サイへの書き込みの特定について解説してきました。

投稿者の特定には、いくつか手順を踏む必要があり、なかなか個人では対応が難しいので、弁護士への相談がおすすめです。

費用はかかりますが、自分で申請を行うより確実な対応が期待できます。

時間が経つと、特定が難しくなる場合があるので、できるだけ早く相談するようにしましょう。

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監修者
法律事務所アルシエン 共同代表パートナー

清水 陽平

清水陽平弁護士
2007 年弁護士登録(旧60期)。2010 月11 月法律事務所アルシエンを開設。 インターネット上で行われる誹謗中傷の削除、投稿者の特定について注力しており、Twitter、Facebook、Instagramに対する開示請求について、それぞれ日本第1号事案を担当。 主要著書として、「サイト別 ネット中傷・炎上対応マニュアル[第3版]」(弘文堂)、「企業を守る ネット炎上対応の実務」(学陽書房)を出版している。